9月8日掲載のブログで PENTAX K-3Uを修理に出す旨を書きました。修理期間は2週間だが、その間に採集した魚及び変化の過程を記録しなくてはならないので、低価格の PENTAX K-70を買ってしまった。 買ってしまった…という後悔の念は、年金生活なのに節約しなくても良いのか?という後悔ですが、今撮っておかなければ2度と撮れないかもしれない!と後で後悔する!ことのほうが強かった訳です。 K-70は価格帯からみて他社と同様のエントリー機種の位置付けなんだろうけれど、使ってみると倍の価格もするK-3Uを買わなくても良かったんじゃないか?と思わせるほどの実力をK-70は持っていた。 使用状況での細かな要望はあるものの、K-3Uの時と同様に使えるうえに画像も遜色なしときた。K-3Uが直ってきたら息子に譲る予定だが、う〜む手放すのが惜しい… とまで思う。 撮影の方向性や目的は人それぞれで、何をもって評価するかも百人百様あるわけですが、当方が気に入っているのは、画質、連続シャッターの軽快さ、高感度、操作性、そしてペンタプリズムの光学ファインダーを搭載していること。 現在、ペンタプリズムのファインダーを搭載している機種は PENTAX、Canon、Nikon の3社しかなく、PENTAXは全機種に搭載されているけれど、他2社は本体価格が10万円以上のミドルクラス以上の機種にしか搭載されていないわけで、ある意味、エントリー機種を買う人はペンタプリズムのファインダーは要らないよね?と切り捨てていることになる。 マクロレンズで全長 21mm(50円玉)〜26.5mm(500円玉)の気ままに動く魚を撮ろうとした場合、「あっ今だ!」とシャッターを切れる時間は1秒ほどであり、AFの自動追尾機能やEVFファインダーのマーキング(ピント合致を知らせる機能)なんか役に立たないわけで、眼でピントを確認しながら「あっ今だ!」とシャッターを切れるのはペンタプリズムのファインダーしかないのです。 K-70は低価格帯の設定ながら、一眼レフカメラの基本的な機能と性能を上位機種並みに備えておりコスパは高く、初心者のみならず、これからのめり込む方にも勧められる機種だと思う。 それじゃ上位機種は要らないんじゃないか?と考える方もいるでしょうが、上位機種は上位機種なりの良さがあるんです。 今回のに限って言えば、親指手のひら側の角が痛くないホールド感、ダイヤルの大きさ、本体上部の情報画面、レンズを持って構えたときの窮屈感の少なさ、視度調節がダイヤル式、カードスロットが2つあるなどなど…。なので手放すことはまずないでしょう。 |